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獣医師の独り言

07年4月に大阪、箕面で往診専門の獣医師として開業しました、と言っても若くはないです、遅れてきた獣医師ですから。 そんな私が日々の診療でのあれこれを日記に綴って書いてみました。

ノラ猫の避妊、去勢 

先月からひょんなことからノラ猫の避妊、去勢手術がいくつか入りました。
相手はのらなので、何時つかまるか分かりません、夜になることもあります。
預かったまま都合がつかず二日後に手術ってこともありました。

普通の飼い猫の場合基本的には内のシステムでは日帰りなんですが、のらさんの場合すぐに野に放す為一日預かることにしています。
もちろん一週間抗生剤を飲ますことは不可能なので、2週間効く抗生剤の注射をします。
2週間後の抜糸も出来ないので、半年くらいで溶けてなくなる糸で縫います。

最近箕面で「みのお地域ネコの会」というものが出来たそうです。
とても熱心な方たちでがんばっておられます。
会の趣旨を抜粋して紹介しておきます。                                 

   「みのお地域ネコの会」
[ホームレス子猫の里親を探すお手伝いをすると供に、猫を飼育している飼い主のモラルの向上を啓発し、住民と協力してホームレス猫に去勢・不妊手術を実施していき安楽死処分ではなく、徐々にその数を減らしていく活動をしています、そしてその為にチャリティーバザー開催や募金活動を始めました]

<ホームレス猫とは?>
人の手によって捨てられたり、置き去りにされたり、家出などで地域に住み着いて、人からエサをもらって生活している飼い主のない猫のこと。

<地域猫とは?>
ホームレス猫を、地域住民が飼育責任の所在を明らかにした猫として、去勢・赴任手術を施し、適切に管理された猫のこと。

<地域猫になるとどう変わるか?>
*きちんとエサをあたえることでゴミをあさらなくなり、エサを求めてうろつかなくなる。
*エサを与えた後の片付けまで管理する事で、食べ残しがカラスのエサにならない。
*去勢・不妊手術をすることにより繁殖期のケンカやさかりの声がなくなる。
*不幸な命が生まれなくなる。
*猫が減少することで糞や尿の被害が減り、街や公園がきれいになり子供達が安心して遊べる。

とてもしっかりとしていますね、地域猫の管理としては近くの宝塚の清荒神というところがとてもしっかりしてらっしゃるというのでそこをみんなで見学に行き見本にしたそうです。
なかなか出来る事ではないと思います。
とてもパワーのいることです、でもそれだけではなかなか出来ません。
行政を巻き込んで、獣医も巻き込んで、みんなでやらないと出来ることではありません。

私も出来るだけ協力をと言うことで、やらしてもらいました。
それで先日の避妊手術をした子なんですが、後々たくさんいる猫たちの中でどの子が手術を終えた子か分かるようにということで、耳の一部に切れ込みを入れて分かるようにという依頼を受けましてのでそのようにしました。
コピー ~ IMG_1997

なかなか不適な面構えですね。
コピー ~ IMG_1995
そうなんです、この面構えでおきみやげをして行きました。
この子は私の都合で二日後に手術をした子なんですが、とてもおとなしい子だったんです。
手術が終って麻酔が覚めてしばらくしておなかがへってるだろうなと思ってエサを入れてる時でした、いきなり指にガブッ!
かすったくらいと思ったんですが一応は消毒をして傷テープをしておきました。
次の日けっこう腫れました、現在一週間以上経ってますがまだ完全ではありません、やはりノラなんですね。
どんな菌をもってるか分かりません。

みなさんのところでもきっとこういう運動をしておられる団体があると思います。
どうか出来る範囲で協力してあげて下さい。
私共はここでは法に触れますので金額は書けませんが、出来るだけ協力させていただくことにしています。
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高齢犬猫の表彰者 

以前に書きました、大阪府と大阪市の獣医師会による高齢犬猫の表彰ですが。
私の病院から3匹がエントリーしました。
締め切りが7/20で表彰式が9月でした。
その9月を待たずに19才のネコさんが逝ってしまいました。
年明けには20才の成人式を迎えるはずでした、ざんねんです。

そして14才のアイリッシュセッターが11月に亡くなりました。
この子は壮絶な人生でした。
子宮蓄膿症で一度死にかけました、昨年は敗血症でまたまた死にかけたんです。
夜間の病院で安楽死の話まで出たそうです(夜だったので夜間動物病院のお世話になりました)
そして今年の夏、炎症性の乳癌になってとうとうだめでした。
飼い主さんの懸命の介護もむなしく逝ってしまいました。

そして17才のワンちゃんが先日お母さんの腕に抱かれて虹の橋を渡りました。

犬や猫の年齢です、もちろん人より短いんです。
分かっていても、心の準備はしていても、でもやっぱり悲しくて涙が出ます。
15年も家族として一緒にいればそりゃぁたまりません。

うちも13才のヤマトがいますが「この子が死んだら私も死にます」なんて嫁さん言ってます。
私が病気になった時「死んだらちゃんと葬式はしてあげるね」って・・・
この差はなんなんでしょう。

人も同じです、いつかはこの世からいなくなる時が来ます。
中島みゆきの唄にこんな歌詞があります。
「100年前にわたしはいなかった、100年あとにもわたしはいない・・・」
そうなんです、たかだかそれだけしかこの世に存在しないんですね。

犬や猫に置き換えれば20年前にはいなかった、20年後にはもういないってゆうことになるんですね。
本当に短い一生です、だからこそ一緒に居れる時間を大切にしましょう。
ただ大事にするのと、あまやかすのとは違いますので、そこを間違えないように。
みなさんは大丈夫ですか?

あんたたちも長生きしてや!
コピー ~ IMG_1943

この子も
コピー ~ IMG_1924

そしてこの子もね
コピー ~ IMG_1881

内の玄関にある「酔芙蓉(すいふよう)」です
朝咲いた時は白いんです、でもお昼を過ぎる頃よりだんだんピンクになって、夜しぼむ頃には真っ赤です
それで酔う芙蓉ってことで名付けられたらしいです、そこの主人が酔っ払いだからではありません!
コピー ~ IMG_1951
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