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獣医師の独り言

07年4月に大阪、箕面で往診専門の獣医師として開業しました、と言っても若くはないです、遅れてきた獣医師ですから。 そんな私が日々の診療でのあれこれを日記に綴って書いてみました。

猫の甲状腺機能亢進症 

猫を飼っている方、聞いた事ありますか?
特に高齢のねこさん要注意です。

発症時の平均年齢は12~13歳です。
甲状腺のホルモンが異常に分泌される全身的な疾患って言っても分かりにくいですね。
甲状腺ホルモンの働きは熱の産生の調節や、その他あらゆる分野に関係します。
よって全身的に症状が現れます、しかし猫によっては一つの症状だけがはっきりと出る場合もあり、また症状が軽かったり重かったりいろいろです。

一番顕著なのは食欲は旺盛なのに痩せてきた、水はよく飲むしおしっこも多い。
心臓の打ち方がとても速い(頻脈)、呼吸も速い(呼吸速拍)。
皮膚の症状(脂っぽかったり、マット状に固まったり、局所的に脱毛したり)
他にもいろんな症状がありますが、食欲があるのに痩せてきた、心臓や呼吸がとても速く感じる。
これが一番分かりやすい症状だと思います。

(ちなみに犬ではこの甲状腺のホルモンが少ない子が多いんです。
甲状腺ホルモン低下症って言います,ドーベルマンやゴールデンに多い疾病です。
症状は皮膚が脱毛したり、ラットテールって呼ばれる毛がなくなってしまったような尻尾,それに代謝異常による肥満、ねこさんの場合と違って除脈なんかが主な症状です)

そこで何が問題かと言うと、年齢が相当いっているにもかかわらずよく食べている、とても活動的で元気だ。
これでだまされてしまうのです、食欲がないなら普通心配しますが、あるんです、それも若い頃のように。

本にも書いてあります。
「この疾病は潜行性に進行し、症状が軽度な場合には、全身的な加齢の一部と考えられることが多い。
このため、獣医師が診察する前に、数ヶ月が経過していることがある」

よく飼い主さんが言われます「年ですから」って言う言葉。
これってとても問題だと思います。
ようするにそれが病的かどうかって言うのが一番の問題であって、それは飼い主さんの判断じゃなく獣医師に委ねて欲しいのです。

ですから、5年も10年も医者に行ってない、1年未満のワクチンは打ったと思うって言うあなた今年から毎年ワクチンは打って下さい。
その時体重を計ります、それがせめてもの目安です。
昨年との違い、たくさん食べてるのになんで痩せているの?
そう思った時まず血液を診てもらいましょう。

と言うのは、最近電話があって診た17歳のネコさん、この病気で亡くなってしまいました。
やはり年のわりにはよく食べていたので安心していたそうです。
血液の結果が出るまでもちませんでした。

残念です、もっと早く分かっていれば・・・・・

それでなくても犬や猫たちは我々の年齢の4倍のスピードで生きています。
高齢ならもっと早いかもしれません。
ですからシニアと言われる年齢になったら今までとは注意の仕方も変えてみて下さい。
少しでも異常を見つけたら早い目、早い目に診て貰って下さい。
家族の一員であるかわいい動物たちが一日でも長くわれわれと一緒に過ごせるように・・・・・・・

なにが恥ずかしいのでしょう、顔をかくしてます
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てつのドアップ!
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わたしも13年目です、よろしく
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「伝える力」! 

先日新聞におもしろい記事が載ってましたのでちょっと紹介します。
40代の塾の講師の方です。

子供の「伝える力」どう養う

「筆箱がありません」。小学校二年生の児童がそう告げに来た。
教室でなくしたのかと聞いても、首を横に振るだけで要領を得ない。
会話を重ねるうち、この子が言いたかったのは、「筆箱を忘れたから、鉛筆と消しゴムを貸して欲しい」ということだとわかった。
「相手に分かるようにちゃんと話そうね」。筆記用具を渡したあと、やんわりと諭した。

その後、日頃気になっていたことを思い出した。
多くの子供達がよく口にする「のどが渇きました」という言葉。
しつけのために、「のどが渇いたから水を下さい」と言うよう、いつも注意してきた。
しかし、子供達にとって「のどが渇いた」は、当たり前のように「水を下さい」を表現する言葉だったのかもしれない。

周りの大人に、一を言ったら二、三以上のことをしてもらうことに慣れ、身についてしまったのだろうか。
言いたい事を的確に伝えることの大切さをどう教え、その力をどう養っていくか。
注意深く子供達と向き合っていきたい。

ていうものでした。
確かにそういう風潮ってあるような気がします。
相手に理解をしてもらうように、どうしゃべればいいか。
大人になっても大事なことですね。
昔の男の人たちの会社から帰っての「風呂」、「めし」なんてその典型でしょう。

うちの猫たちもまったくだめです。
だまってドアのノブを見つめていれば「はい、はい」ってドアを開けてあげるし、トイレを出る時すれ違いに入って蓋の上で背伸びをして待ってると「もう、しょうがないね」なんて水を出してあげるし。
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まったく一と言ったらこちらが二、三を分からないとだめなんですから、と言いながら実はある種喜んでいるんですけどね。

ふぉっふぉっそれが分かっていればよし
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