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獣医師の独り言

07年4月に大阪、箕面で往診専門の獣医師として開業しました、と言っても若くはないです、遅れてきた獣医師ですから。 そんな私が日々の診療でのあれこれを日記に綴って書いてみました。

追悼 

今朝診察中に電話がありました。
「OOのOOOです、今家から飛び出したとたんに車にはねられたんです、動かないんです、どうしたらいいんでしょう・・・・」と、悲壮な声。
「今診察中なのですぐに行けません、一番近い先生の所まで行って下さい、そこならOOOO動物病院が近いです」
とりあえずそう言って切りました。

小一時間も経ったでしょうか、電話してみたら手遅れだったんだそうです、言っていた病院に連れて行ったんですが、もう呼吸もなく心臓も止まっていたそうです、おそらく即死だったんだろうって言われたそうです。

数時間後 時間が出来たのでおうちに寄って見ました、顔を見せてもらったんですが、全くの無傷なんです、昨年の9月生まれなので わずか1才です、なったばかりなんです。
あまりにも早過ぎます、突然過ぎます。
まだまだ遊び盛りで落ち着いているような年齢じゃないです、ちゃかちゃかしていて当たり前です。
飼い主さんの一瞬のスキに家の前の道路に飛び出したそうです「わたしのせいなんです」ってなみだぐんでらっしゃいました。
そろそろ避妊手術をって言っていたところです。

どうか、どうか、みなさんもリードを外しての散歩はしないで下さい、散歩中にリードを外す瞬間でも本当に気を付けてやって下さい。
車の怖さもまだなんにも知らない1才になったばかりのあんなかわいい寝顔、私も泣けてしまいました。
あちらの世界でひろいひろい野原で思いっきり走って走って思いっきり遊んでね。
ご冥福をお祈りします。
                                                合掌
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肛門嚢、臭嚢、におい袋 

聞いたことありますか?
スカンクが危険な目に会った時出すくさい匂いって言ったら分かりますよね。
どうしてまだ退化しないんでしょうか、愛玩犬、猫としてよっぽど怖い思いって獣医さんの診察台くらいですもんね、そこで出されたくないですよ。
いやいや、聞いたことない人まだいると思います。

と言うのもうちの「てつ」で体重20キロくらいなんですが、このくらいのサイズになりますとウンチの時
見てますと、きばった時ウンチのすんぜんにピュって水っぽいものが飛んでます。
あれがそうなんですが、小型犬になりますとなかなか自分では出ない子が多いんです。
それで月に一回くらいのわりで、つめきり、肛門嚢、耳のそうじで来院する子がいます。

と言うのも、肛門嚢の出口が肛門の4時と8時の場所にあるんですが、とても小さい穴なんです、それでその子が若いうちは肛門嚢の中身がまだまだ水っぽくて出やすいんですが、少し年を取ってくると、中身がドロッとしてきてその小さい穴がつまってしまうことがよくあるんです。
そうなると分泌物はどんどん溜まるは、出口はつまっているは、で結局肛門嚢の破裂ってことになります。

飼い主さんっていつも肛門なんてあまり見ませんよね、それがなんかお尻から血がポトポトでびっくりしちゃうんですね、そこでお尻を見てみると肛門のちょっと横のとこから血が出ていて腫れている、えらいこっちゃ腫瘍かなんかが破裂した・・・・・
ま、そこまでいかなくても前足とお尻との3点で歩く、要するに肛門を地面にこすって歩く姿を見たことあると思うんですが、あれが肛門嚢が溜まっているサインなんです。
そんな時はしぼれる方はしぼって下さい、出来ない方は獣医さんにまかせましょう。

トリミングの必要な犬は、トリマーさんがやってくれるので、肛門嚢があることすら知らない人がいます、それはそれでいいんですが、まぁ知識として知っておきましょう。
ちなみにそのにおいはすさまじいものがあります。
しぼっていて「おかしいなぁ、なんで出ないんだろう?」って覗いたとたんにピュッ!
それはそれは悲惨な一日になります、どうぞ気をつけて下さい。

そろそろ寒くなってきました、仲良く?お昼寝
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はなびらが筒の状態になっためずらしいコスモス
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ネコの飼い方 再度 

ほん近所の家なんですが、ネコがいるんです、で、そのネコが病気でガリガリなんです。
ここしばらく前から道の真ん中あたりで寝てるんです、車が通る度にクラクションを鳴らされます。
先日、あまりに頻繁に鳴らされるもんでインターフォンでそのむね知らせたんです、そしたら奥さんが「この子病気なんです、すみません」って、わたし獣医なんですがと思ったんですがね。

一応かんばんは上げているものの往診専門なもので、このあたりは普通の住宅地なんですね、他の獣医仲間がよく言うように病院の前にすてネコがダンボールの中に・・・と言うことは今のところないんです、幸いにも。
でも「動物病院」って書いてある前でガリガリのネコが今にもって感じで道の真ん中で寝られるのもなんか変ですよね?

先日、内の奥さんが家に居る時、表で話し声が聞こえたので聞き耳をたててたら「これ、お宅のネコですか?」「いや、内のネコじゃないです」との会話、で、内の奥さんのぞいてみたら当のご主人だったんです。
ご主人は野良猫にえさをやってるだけと思っているらしいのですが、奥さんは内のネコと思ってると言う不思議な話のようです。
やはりまだまだ多いみたいですね、そういうネコの飼い方。
事あるごとに言ってるんですがね、わたしたちの努力がまだまだ足りないということなんでしょうか。

で、昨日昼間わたしは往診で家にいなかったんですが、隣の姉がたまたま家から出たら、そのネコが口から血を吐いて死んでたそうなんです、姉が奥さんに知らせたら「やはりだめだったんですね、昨日から様子がおかしかったんです、ありがとうございました」と言って亡骸を抱いていかれたそうです。
早くに血液検査をして的確な処置、治療をしていればもっと長く生きられたものを、と思うとそのネコが不憫でなりません、獣医だからと言って診察をすすめるのも押し売りのようですしね。

ワクチンなんかも「毎年、しないとダメなんですか?」って言う患者さんまだまだいますからね。
やはり飼ってるいじょう、ワクチンや健康診断など最低限の事はしてあげないとあとで後悔すると思いますって言うよりも、もしその子になにかあったら一番かわいそうなんですよその子が。

ちょっと流行おくれですがイナバゥアー!
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昼間ひとのまくらで寝るやまと、なんの外敵もいなくてしあわせ!!
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寝てたのに、もう、なんかようですか!!
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しあわせな寝顔を見てると本当に癒されますよね。
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