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獣医師の独り言

07年4月に大阪、箕面で往診専門の獣医師として開業しました、と言っても若くはないです、遅れてきた獣医師ですから。 そんな私が日々の診療でのあれこれを日記に綴って書いてみました。

猫の飼い方 

猫って家から自由に出入りする動物と思ってませんか?
いつも飼い主さんに”マンションの15階に引っ越したらどうするんですか?”って言うんです、みなさん絶句です。
私がまだ幼い頃、このあたり(箕面)はたんぼや畑がいっぱいでした、クーラーなんかありません、蚊帳(かや)をつってる家もありました、
そんな家はもちろん雨戸は開けっ放しです、そんな時代に猫を出さないで!なんて言えません、近くの畑や草むらで用を足して勝手に帰って来ます、そんなもんでした。
でも最近いなかは別ですが、どんどん家が建って道路は全てアスファルトが当たり前になっています、こんな時代に猫が外に出たらどうなるでしょう。
怖いウィルスを貰ってくる。
交通事故に遭う。
けんかをして傷だらけでご帰還。
知らないうちにお隣の庭や花壇に用を足してしまった。
蛇をくわえてきて奥さんが卒倒しちゃったなんて事も含めるとまだまだありますが、とにかく良いことはありません、マイナスばかりです。

こういう話しをすると決まって言われます”でも家に閉じこめたらストレスが溜まるでしょう?”って
猫って朝方 急に運動会を開催したり、タンスやテレビの上に上がったり、結構自分でストレス解消しています、後は飼い主さんが相手をして遊んであげることですね、といってもある程度の年齢になるとおもちゃなんて見向きもせず ひたすら寝てばっかりっていう子が多いですが。

以前テレビでのらねこの寿命は3~5年だなんて言ってました。
それに比べて家で飼われてる猫さん達17才や18才なんてよく聞きますし、それこそ成人式を迎える子もいるくらいです。
それを考えると自分を守ってくれる大事な人がそばにいる、いつも同じにおい、いつも同じ景色、いつも同じ音、こういう中で安心して暮らすことが猫にとっては一番大事な事じゃないでしょうか。

ただ一つ気をつけなくてはいけないのが肥満です。
何も心配事がなく いつも餌にありつけ そして日がな寝ているだけの毎日です そりゃあ肥えますよね、犬のように散歩がんばりましょうとは言えませんし、そうなるとあとは食事だけですね。
肥満にならない餌を選んであげることと、量の問題です。
うちの場合は夜中は置き餌をしています、というのは餌がないとママを起こすんですよね、人間が寝不足になって働きが悪いと猫の餌代にもひびきます(ほんまかいな)それで夜中だけ置いてます、そのかわり朝に引き上げたら夕方までなしです。
このペースで調子はいいみたいです。
可愛い愛猫の為、餌の質や量を考えてあげてしっかり遊んであげて下さい。

PS 食事の量も質も考えてはいるし、遊ぶのも人一倍がんばって遊んでいるのに、このお腹の脂肪はなんなんだ!

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悲しい出来事 

みなさんに比べて仕事がらペット達の死に遭遇する事は多々あります、でも飼い主さんの死となると問題は違ってきます。

2週間ほど前に電話があり、鼻をぐずぐずしていてちょっと元気がないとの事で往診、とてもこわがりの猫さんでした。
キャリーバッグからあっという間に逃げ出して二人で押入からベッドの下まで追いかけてやっと捕まえて診察、こわがりさんですがファイターではなかったので診せてくれました、注射を打って薬を処方、三日後には少し良くなってきたがもう三日の処方、そうこうしているうちに同居の子に移ったみたいで同じ症状、この子はもっとこわがりさんで、最初に猫の頭だけ出るような猫袋を渡しておいて捕まえたら電話をくれるように指示、電話があってバイクで疾走!
飼い主さんはちょっと障害があり、車椅子でしか出かけられない様子でした、おまけにペースメーカーを装着しておられたのです。

こわがりさんふたりなんとか治療を続けて良くなってきた矢先でした、何回目かのお薬を渡して二日目、そろそろ様子を聞かなくてはと思っていたところ、いつも訪問しているヘルパーさんから突然の訃報!
全く信じられない思いで聞いていました。
二日前にありがとうございましたと拝むように薬を受け取る姿が頭から離れません、いつもの笑顔しか思い出せません、悲しすぎます。
そしてなによりもあのこわがりのふたりの行く末を考えると涙が止まらなくなりました。
ある施設からもらったそうなのでそこへ又もどるそうです。
でもなれるまでに相当時間もかかるでしょう、いや時間だけではだめで大きな大きな愛が要ります、はたしてそこにはあるんでしょうか。

ペットロス症候群と言う言葉があります、長年連れ添った相棒が逝ってしまった後に心にあいた大きな穴、それはそれでとても悲しい事です。
人間はとても感情が豊かな動物です、それが故に悲しみは人によっては何十倍、何百倍ともなります、でも明日の自分の為になんとかそれを乗り越えなくてはならないのも現実です、時間という手助けと共に。

ペット達はどうでしょう、急にいなくなった飼い主さんをどう理解するんでしょうか、そして急に変化した生活をどう過ごしてゆくのでしょうか、言葉がなくてふたりで思い出話も出来ません、可哀想過ぎます。
前の暮らしには絶対もどれないんですから。

ペットを亡くすと悲しいです、本当に悲しいです、でも私たちがいなくなった後のわがペット達の呆然とした様子を考えてみて下さい、私はその方がもっと可哀想に思います。
その為には私たちが明るく元気で長生きすることです、悲しい顔をしているとのぞき込んできますよねえ、そうですペット達はとても敏感で私たちの感情にとても左右されるんです。
ペット達の為に、二番目に連れ合いの為に健康でありましょう、あれ?

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